オランダブランドのアパレルショップでアルバイト!辞めるまでの道のり
皆さま、こんにちは!
長らくご無沙汰をしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?ブログ投稿がない間もたくさんの方々がこのブログをご訪問くださっていることを知り、たくさんの元気を頂いています。つたないブログですが、これからもどうぞよろしくお願いします!
その長いブランクの間に私の暮らし方そのものを変える大きな変化がありました。
今日はその中の1つ、オランダのアパレルショップを辞めたことについてお話ししたいと思います。片づけには関係ないのですが💦 オランダのことをより良く知った出来事でもあったのでここに記録したいと思います。
店長、どうしたの?!おかしいよ
アパレルブランドでアルバイトを始めて1年が経った頃、私と同じシニアスタッフが辞めることになりました。それからは採用されたスタッフがなかなか定着しませんでした。採用しては1週間で店長からクビにされたり、3日で自分から辞めてしまったり。私が1人でシフトに入っている日に急に来て「店のカギを返しに来ました。店長に渡してください。」と目に涙を溜めて来たスタッフもいました。人手不足の中で夏のセールに向けての準備作業に焦る店長の指導が厳しくて、新しいスタッフは店長の言い方とか作業のスピードについていけなかったのです。人が辞めていくサイクルがどんどん短くなっていくにつれて私の心の中もざわざわしていました。
ある日、私は店長に聞きました。
「店長、どうしたの?ここのところおかしいよ。なぜこんなにスタッフが辞めていくの?」と。店長は答えてくれました。「私はセールスができるスタッフに育てたいけれど、皆私のトレーニングについてくることが出来ないのよ。みな30歳を超えた大人なのに、残念でならない。」と。
もともと細かいところまできっちりとチェックする店長でしたが、夏の繁忙期からは厳しさと細かさがエスカレートして行き、誰の目から見ても暴走としか見えなくなっていった店長と、それでも懸命に辞めずにいるスタッフとの間には緊迫した空気が流れ始めました。この頃は私も店長と2人で1日店にいるのが怖くなっていました。😿 3人目のスタッフが出社した時は、2階のストックで密かにハグしたものです。「ああ、良かった!(店長と)2人っきりじゃなくて!!』と。
と同時に、店長のジレンマも私は理解していました。店内とストックルームで作業があるときは、店長の指示通りにスタッフが動かないから指示通りに仕上がらない。その度にやり直すから何日も余計に時間がかかっていたのです。性格的に、こういうのに店長は耐えられなかったのだと思います。

ある日私は言いました。「私は1回で完璧にやり切るから、作業は私にやらせて欲しい」と。店長が答えました。「それは分かっている。でも、Emiにはこれまで通り売り場に立ってほしい。あなたが売らなければならない。他のスタッフはセールスができないから作業をやらせているのよ。」と。
私から見ると他のスタッフの方がお客さんとの話が弾んでいるから、彼女たちの方が売っているのでは?そのことも店長に聞きました。店長の答えはこうです。「あのね、オランダ語でおしゃべりが弾むのと売るのは別よ。おしゃべりだけで売れなかったら意味がないのよ」と。うっひゃ~💦 厳しい!オランダ語ネイティブではない私への店長なりの労いの言葉だったのかもしれません。
この時の私は、作業をさっさと終わらせて早くもとの普通の店長に戻って欲しい。その願いだけでした。でも、私が作業に回ることはありませんでした。そして、これが店長との最後のまともな会話になるとは、その時の私には知る由もありませんでした。
もう、無理。…(-_-;) スタッフの訴えが本社を動かした
そんなある日、店長に耐え切れず辞めようと考えた1人のスタッフが本社の人事部に店での内部事情を報告したのです。新しいスタッフが次から次へと辞めていくこと、店長が辞めさせていること、残っているフタッフも恐怖心からお腹が痛くなっていることを。
すると、本社から副社長が店に飛んでやってきて緊急ミーティングが開かれました。そこで明らかになったのは、人材が定着しないことを本社サイドは長年問題視していた、ということ!そう、店長は何年も前からこのような行動を行っていたというのです。私が採用されるずっとずっと前から。良い人材が辞めていったり辞めさせられていくことに本社の社長が手を打たなければならないと考えていたものの、辞めたスタッフからの訴えでは行動することができなかったこと、今回は辞める前にスタッフが訴えたから本社が介入することができることを副社長から直接聞くこととなりました。もちろん、店長もその場にいました。
店長の公開処刑のような緊急ミーティングでしたが、問題を解決するには全員が同じ情報を同じタイミングで共有すること、そして全員に意見を述べる機会を与えることが最も有効、との社長の意向から実現したものでした。
そう、当事者本人がいない場で話し合いをするのではなく、当事者本人と直接話し合いをするのです。
その会議では店長への改善点が副社長から告げられ、2か月後までにスタッフからの信頼を取り戻さなければ次の沙汰を申し付ける、ということが明らかになりました。それからの毎日は、誰が本社に告げ口したのかを探る店長と、問い詰められるスタッフとの緊張はピークに達していました。
突然の知らせ。店に社長が?!
そんなある日、仕事用のグループアップに店長が翌月末付けで辞めるとのメッセージがはいりました。「え?!うそでしょ??」私の頭の中は真っ白になりました。店長から直接聞きたかったけれど、私のシフトはいつも店長と合わない…(-_-;) 心の中がモヤモヤする数週間が過ぎ、店長が辞める月が始まりました。今度は本社の副社長からメールが急に入ったのです。店長がその日付けで勤務終了とのメッセージでした。本社の社長がその日店にやってきて、店長に直接告げたそうです。「今日まで長い間とても良くやってくれた。お給料は保証するから退職予定の月末までゆっくりすると良い。」と。その場にいた副店長の目の前で、店長は荷物をまとめて帰宅したそうです。
1か月以上店長に会えないまま、店長は静かに店を去りました。
大変なのはここから
週5日店を切り盛りしていた店長が来なくなったことで、シフトが穴だらけとなってしまいました。年末のセールに向けての店内チェンジにクリスマスデコレーション。やることは盛りだくさんです。店のスタッフは1~2日多くシフトに入り、本社スタッフもヘルプに入り、過去に辞めた人たちへも声をかけて切り盛りしました。私も最後の2か月は週4~5日働きました。クリスマスもお正月も返上です。体力的にはキツかったですが、恐怖から自由になったスタッフには笑顔が戻りました。
そんなこんなの多忙な中、休憩中の私のスマホが鳴りました。面接のお知らせでした。そう、数か月前にとある求人に応募していたんです。そちらの方のお話もスムーズに運び、新しい店長が決まるまでは離れられないことを了承いただき、私の転職も決まりました。
新しい店長と卒業の日
皆が体力の限界まで頑張ってシフトに入っているあいだ、本社では新しい店長候補との面接が進んでいました。たくさんの応募の中で決まったのは、過去にそのお店で働いていた女性です。当時から店長を目指して頑張っていたことが決め手となったようです。爽やかでスポーティーな新しい店長さんを迎え、お店の雰囲気は一気に明るくなりました。一緒にシフトに入ってとても働きやすかったし、お店のレイアウトを変えたりセールを仕掛けたりと若い手腕が光りました。
そして私が店を卒業する日が近づいていきました。同じシフトが最後になるスタッフにはドーナッツを差し入れて一緒に食べました。甘いものを食べ過ぎた1週間でしたが、とても楽しい時間でした。ドーナッツのお礼にプレゼントとお手紙を置いて行ってくれたスタッフもいました。

卒業する日の朝は、新しい店長さんからプレゼントを頂き、約束通り涙ではなく笑顔で私もお店を後にしました。その時にいただいたプレゼントは、今の職場で使っています(^^♪

引き出しの中にその時のプレゼントが入っているんです。今のお仕事に役立つアイテムばかりで、使うたびにがんばろう!という気持ちになります。
オランダ語に苦しんだお店での日々が懐かしくなることもありますが、私は今安定した環境でようやく人並みに落ち着いた暮らしを送ることが出来ています。 店長は厳しかったけど、その厳しさと細かい視点でピシッと完成されたお店で働いた経験は私の宝になりました。終わりが良かったからそう思えるだけなのかな?
新しい店長が良い人なのに、なぜ転職したのか? そのことはまたの機会にお話しすることにいたしましょう。(o^―^o)ニコ
それでは、
今日も長いお話を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
また次回まで
Tot ziens!
May Organizing harmonize you and your family!
