10年越しの引っ越し記【出発編】
皆さま、こんにちは!
朝の日の出が遅くなってきていますね。オランダ レイリースタッドの朝は6時半でちょうど空が白み始めたころ。
そういえば、今のレイリースタッドのお家が決まったのは去年のちょうど今ごろでした。提示した価格が通った、との連絡を受けたとき、夢ではないか?!と本当にほっぺたをつねったっけ。
今日は、10年以上かけて探した「外に階段がないお家」に引っ越すまでのことをお話したいと思います。
引っ越しの決め手となったできごと
外に階段のない家探し。具体的にコトが進んだのは、息子の日本語補習校を辞める決断をした時でした。ロッテルダムまで通う必要が無くなったので、家探しの範囲がぐっと広がったのです。それじゃぁ義理の実家があるFlevolandでも良いよね、ということで、義理の実家の隣町で探し始めたワケなんです。それがレイリースタッドです。
レイリースタッドは、海を分断し埋め立ててできた人工の島、Flevoland州で最初に人が住んだ街なんです。
まずはインターネットサイト funda.nl で目星をつけ、組めるローンの額の相談とハーグの家の査定を行いました。組めるローン額が分かったら、いよいよレイリースタッドのお家の内覧です!私たちは、1番気に入った3件目の家に申し込むことを決めました。高い天井、幅8メートル、分厚いレンガの頑丈な壁が決め手となりました。提示額をいくらにするか、主人と計算したこの時のドキドキが思い出されます。
その週末、レイリースタッドの不動産屋さんからOKの電話が来ました!
夢では無くて?!本当なの?!10年越しの願いが現実になった瞬間でした。
書類の山と強硬スケジュール
私たちの提示額が通ったら、次は当時住んでいた家の売却です。ハーグの地元の不動産屋さんにアポを取り、売却用の写真撮影の日程や査定、登記内容の確認など、あれよあれよと進んでいきました。
撮影した写真は、funda.nl をはじめ、不動産屋さんのホームページに掲載されるのですが、私たちの時は写真撮影をしたその週に早くも内見が入り、その翌日に売却が決まりました。すごいスピード!
その次は、書類の記入と署名が待っていました。土地・物件系のものとローン系のもの、合わせてすごい種類!全部オランダ語です( ̄▽ ̄;) 当たり前か。。。💦 仕事と並行して手続きを全部やってくれた主人には、感謝しきれないくらい。
書類を提出し終えたら、カギの引き渡しの日程が決まりました。この日程を踏まえて、引っ越し屋さんの手配に入りました。
私たちの場合は、クリスマス直前の12月24日には明け渡して欲しい、とのリクエストを受けていたので、前日の12月23日にするか、その前の22日にするか、でかなり悩みました。
12月23日と言えば、学校でクリスマスディナーをする、冬休み前の最後の登校日です。コロナの中、クリスマスディナーが決行されるのか未定ではありましたが、最終日を登校したい息子の希望に沿うよう、引っ越しは12月22日に決めました。
22日に荷物を出し、カギの引き渡しと最終チェックの後、主人が新居へGO。私はハーグに残り、息子を迎えホテルに一泊。翌日、息子の送迎を2回するというスケジュールが決まりました。
ところが、引っ越しが迫る12月に入り、2つのハプニングに見舞われたのです。
引っ越し屋さんに頼んでいた段ボールが来ないのです。問い合わせると、依頼が多すぎて数が足りていない、どこも遅れている、とのこと。結局、引っ越しの1週間前に届きました。。。
そして、12月19日からまさかのロックダウン。スーパーと薬局以外のお店が閉店することになってしまいました。この日、新居のお掃除をしに来ていた私は、閉まった駅のキヨスクの前に「うそでしょー」と立ちすくみ、ペコペコのお腹を満たすことができないまま、夕方電車でハーグに帰りました。(;´д`)トホホ
ロックダウンの発表と時を同じくして、小学校が2022年の1月9日までお休みになることも決まりました。つまり、クリスマスディナーが無い。つまり、ホテルに泊まる必要が無くなった。ということで、ホテルの予約をキャンセルし、息子は引っ越し前日の12月21日から数日オパとオマのお家にお泊りすることになりました。
さあ、荷造りの大詰めです!
荷造りと引っ越し当日
21日の夜はほぼ徹夜…(-_-;) 22日は朝8時に荷物の積み出しだったので💦
積みあがった段ボールは合計147箱!
最後の晩餐は、位置をズラした食卓で何とか食べることができました。
主人と2人での荷造り、前にもあったなぁ と思い出しました。そうだ、私がオランダに来る時でした。日本の実家で黙々と荷造りをしたっけ。その時も、寒さが本格的になった秋の終わりでした。
ロックダウンだったけど、引っ越し屋さんが約束通りに来てくれて良かったです。お兄さん達は、マスク無し&半袖です!
集合住宅の3階に住む私たちの荷物は、窓からこんなエレベーターに乗ってトラックに積み込まれました。
全ての家具、自転車、段ボールが20トントラックにピッタリ収まりました!
ガラーンと空っぽになったハーグのお家。自分たちでリフォームしたり、工事をするたびに愛着が深まったお家でした。
最後に、お花を飾っていきました。
14年間、私たちを温かく包んでくれてありがとう!
さようなら、階段さん。あなたには悩まされたけれど、いざお別れとなるとグッとこみ上げるものがあるわ。
さあ、いよいよ新天地レイリースタッドへ!
May organizing harmonize you and your family!
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
それでは、次回まで
Tot ziens!
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