水面下で進行中。。。HARMONIZE!的 遠隔お片付け
今週7月20日から、息子もいよいよ夏休みです!
今月1日よりコロナウィルスに対する規制緩和が加速しているオランダですが、
ソーシャルディスタンスを保つことが今後1~2年は続くだろう、との新聞記事を読みました。
『そうかぁ、手を握ったり、ハグしたり、肩を寄せ合うことができるのは、
同じ屋根の下で暮らす相手だけなんだなぁ。』
そう思うと (´・ε・̥ˋ๑)サミシイ
恋愛中の方には、何と心無い世の中になってしまったのでしょう。。。
なので、家の外に使っていたエネルギーを
夏休みの間はもう少しだけ、家の中に向けていきたいなぁ。
なんて、思っています。 ええ、主人や息子に…
ええ。。。
あの、お料理を頑張りたいと。。。 (;’∀’)
さて、水面下のプロジェクトとして、6月より
スマホ画面を通しての「遠隔お片づけ」にご協力を頂いています。
本日は、4回行ったうちの初回の様子を少しご紹介したいと思います。
取り組んでいるのは、家の中のコックピットともいえるキッチンです。
ビデオコール時に、その日に取り組む1か所を決めてスタートします。
初回はカトラリー収納の引き出しです。
*お写真は、お客様のご了解を頂きましたので掲載いたしました。
ご理解を頂きありがとうございました<(_ _)>
<Before>
備え付けのカトラリートレーの中で
バラバラの形状のアイテムをどう整理するか?
遠隔でのチャレンジの始まりです。
オランダに来てから、様々なシステムキッチンを見てきましたが、
カトラリーやサランラップ等を入れられるような浅い引き出しは
大抵の場合、1つだけ備え付けられています。
扉付きの棚が主体で基本的に引き出し収納が少ないので、
日本のような小分けにしたキッチン収納術は役に立ちません💦
気の利いた安価な収納用品もありませんしネ。
では、アフターです。
<After>
何が入っているかが見渡せ、明確になりました。(=overzichtelijk)
お弁当用のピックもセットでき、ところどころに覗くビビッドカラーが
華を添えています。
ビデオコール2時間の成果です。
“同居の家族もこの引き出しを見て目が飛び出てました。
快適に使えています。物が減ると使い勝手が良いし、
整頓されていると現状維持しようと心がけるものですね。
毎日何度も開け閉めする場所が、1ヵ月以上経った今でも、
ほぼ変わりなく保っています。”
お客様が望んでいらした”1カ月以上ほぼ変わりなく維持される状態”
になって、良かったなぁ と大変嬉しく思います。
片付けで手に入れたいのは、
- 使い勝手の向上
- キッチンに立つ時の気分の良さ
- 整った状態が無理なく維持可能なこと
ですものね!
ツールとしては、カメラの向きを変えられる
What’sappを利用しています。
作業の流れとしては
- 1か所を決める
- 出す
- 仕分け=Sorteren
- 残したものを分類してまとめる=Bundelen(グルーピング)
- もとの場所に仕舞う
をくりかえし行います。
2~3時間の作業で一時的にキッチンがぐちゃぐちゃになっても
回復させやすく、お夕飯作りに支障が出ないように、と考えて
このような方法を取っています。
そしてタイミングを見計らって、このような↓書面を作成します。
お片付け途中で迷子にならないように、と思い
完成までの手順を示した地図としてお客様と共有しています。
収納用品に乏しいオランダでは、単純に
多すぎるものを取り除くことが有効です。
決して、無理やり捨てるのではなく。
見た目の良さばかりを追求するのではなく。
それは、ご自身にとっての過不足のない量を探す作業なんです。
決して、なんでもかんでも捨てなさい、ではありません。
自慢したくなるほど少なくすることでもありません。
仕分けてすてる過程は、「自己探求」とも言えると思っています。
ご自身がいま現在の様々なシチュエーションを考慮して下す、「すてる」決断と行動。
減らした後の残ったもので、やりくりしてみること。
それでもやりくりできている自分を見つけること。
そのような体験の繰り返しが、「あ、何とかなってる。ワタシ、できるんだ!」という
ちょっと嬉しい感覚へとつながっていくのだと、私は思っています。
なぜなら、そう、コンプレックスだらけの私自身が
10年以上かけて通って来た道だからです。
それまで避けて通ってきた「すてる」という行動を
恐る恐るやってみての体験から来ています。
「自信」とか「自己肯定感」って、そういう「ワタシ、できた!」という
小さな成功体験から培われていくのではないでしょうか?
ましてやここはオランダ…
幾度も木っ端みじんでございます、自己肯定感
少々大袈裟かもしれないけれど、
片付けは、お家の中でできる自己研鑽。
オランダ語だらけの厳しい外の世界へ、いずれ出ていく前の準備期間として。
そしてまた、安心・安全な居場所作り。
オランダ語だらけの厳しい外の世界から帰って来た時に
ふわ~っとわが身を癒す場所として。
まるで、繭の中で成長する蚕のように。
かく言う凝り固まった私自身も、お客様のお考え、お言葉、行いに触れ
実に多くのことを学ばせて頂いています。
ですから私もまた成長過程の蛹であり、「自宅」が安心・安全な繭たるように
悪戦苦闘している1人です。
それはもう、「幸せ」になるため! でしょっ ( ・◡・ )♫•*¨*•.¸¸♪
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
それでは、次回まで
Tot ziens!
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